弊社ではWebマーケティングのお手伝いをする際に、OODAループやPDRのフレームワークを用いて業務を進めております。そこで今回は、OODAループについて簡単にご説明したいと思います。
OODAループとは
OODAループは「ウーダループ」と読みます。 元々はアメリカ合衆国のジョン・ボイド大佐が提唱した意思決定と行動のフレームワークです。
以下、Webマーケティングにおける我々の取り組みを、わかりやすく説明します。
観察(Observe)
1つ目のステップで支援することは、現状把握する力、データ収集力の向上です。
私達はWebマーケティングを支援する上で、第一にデータ収集力を重視しています。市場・消費者ニーズを知るためのデータ、アクセス解析による自社サイトの現状を知るためのデータ、競合他社の戦略や集客力を知るためのデータを提供していきます。
具体的には、Googleアナリティクス4(GA4)やGoogleサーチコンソール、LookerStudio、Googleタグマネージャー、検索クエリやサイトの調査ツールを用いて、Webマーケティングに必要なお客様のデータ収集力を強化します。
これらのデータをどれだけ簡単に素早く取得できるかによって、次のステップが大きく変わります。
気づき・理解・発見・状況判断(Orient)
データによって現状を把握したら、どのような傾向があるのか、どのような課題があるのか、お客様と一緒に気づきや解釈の意見交換をしていきます。
同じデータを見ても、人によって解釈が違ったり、重要だと感じるポイントは人それぞれです。Webマーケティングの目的や、お客様が考えるゴールに対して有効な施策について意見交換をしていきます。
具体的には、自社サイトの課題・改善点のピックアップし、「何を目指すのか」定例会で意見交換をしながら、統一見解(コンセンサス)をつくります。
意思決定(Deside)
今後の施策について意思決定をしていきます。
幅広く新鮮なデータで現状把握をし、気づきや課題を発見したら、 何かしらの意思決定をすることが重要です。しかしながら実際には、「気づいても何もしない、何もできない」そういったケースが実際の現場では起きています。
現状把握し、おかれる状況と対応すべき優先順位がテーブルに並んだら、施策の内容や実施するタイミングなど、必要な段取り・人員・予算についてしっかり意思決定をしていきます。
具体的には、「ベンチマークの設定」「目標とする指標の設定」「検索流入を増やす際のキーワード選定」「役割分担の確認」「納期までのスケジュール」などを決めていきます。
行動・実行(Act)
意思決定した施策に対して行動します。
SEO対策ならば基本タグの修正や、サイトの見せ方や導線の修正を行います。 コンテンツマーケティングであれば、コンテンツ設計(ディレクション)・ライティング(記事作成)・コーディング(記事公開)を、役割を受けた各担当が行います。
これらの施策を実施したことに対する評価・報告ができる環境を整え、ステップ1の現状把握へ循環するループを構築します。
PDRとは
準備(Prep)
PDRのPは、Prep(準備)です。これから何をすべきか、理由や目的を設定します。
行動(Do)
Dは、Do(実行)です。準備した内容に沿って行動をおこします。
評価(Review)
PDRのReviewは、成果を見てもらい客観的な評価をしていきます。
Webサイトへの検索流入を生み出すためには、現状把握が重要になってきますのでOODAループのフレームワークで業務を行います。
ランディングページ、バナー、動画の広告素材などの制作業務については、PDRのフレームワークを用いて円滑に業務を進められるようにしてします。